RESEARCH

 私たちの研究室では、有機合成技術を基板とした新しい有機機能性材料の開発や得られた有機材料の機能開拓を目指して研究しています。特に次の3つの研究テーマについて研究を進めています。

• ポルフィリン誘導体の合成

ポルフィリンはヘムやクロロホルムにも含まれる重要な分子骨格です。ポルフィリンは一般的に平面性の高い化合物ですが、構造を変化させることで、折れ曲がり構造や環状構造など多彩な構造を持つ化合物を作り出すことができます。ポルフィリン類の新たな可能性を広げるために新規骨格をもつポルフィリン誘導体の合成を目指して研究を行っています。
 
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• 有機半導体材料の開発

有機ELや有機薄膜太陽電池に代表される有機半導体を用いたデバイスが活発に研究されています。有機半導体はベンゼンやチオフェンなどのπ共役分子から構成されています。新しい骨格や性質をもつ有機半導体や共有結合性有機構造体の開発を目指して研究を行っています。
 
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• 機能性油脂材料の創出

油脂は植物や動物の体内に含まれている生体材料の一つです。トリアシルグリセロール(TAG)は代表的な油脂であり、グリセリンと3つに脂肪酸から構成されています。私たちは油脂の結晶多形などの特性に着目し、発光色素などと組み合わせた機能性油脂材料の創出を目指しています。
 
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